みどり病院は、2011年より全日本民主医療機関連合会(以下、全日本民医連)が取り組む「民医連QI事業」に参加しています。これは医療の質を「見える化」する取り組みであり、様々なデータを分析することで、医療の質の改善と医療安全の向上を目指しています。
転倒・転落を予防し、外傷を軽減するための指標です。とくに、治療が必要な患者さんを把握していきます。
当院の転倒転落の発生率は①年比較は前年度より下がってはいるものの、②治療を必要とする転倒転落発生率は前年度より高い。且つ転倒転落により治療を必要とし、損傷レベル4以上の件数も0ではない。いかに「安全」な療養環境の整備を組織全体で共有し対策することが急務と考察する。
転倒転落評価は入院時看護師とリハビリの2つの部門からの専門的な視点で全ての入院患者に対して転倒転落評価を実施している。全国的にみても転倒転落の発生率が少ないことは転倒転落評価の取り組みの一つとも考えられる。