2023年「新年あけましておめでとうございます。」

院長 松井一樹

皆様、新年明けましておめでとうございます。
2019年末から『コロナ禍』が続き、ウイルス変異による、間歇的な大流行が収まりません。政治も経済も地域のつながりもますます弱くなるばかりの中で今年も奮闘するみどり病院です。
さて、昨年11月3日に『新病院の着工を祝う会』を開催、いよいよ2024年春の新病院オープンに向けて本格的な建設工事が始まりました。
新病院のコンセプトは、『子どもから高齢者まで、地域にひらかれたみんなにやさしい病院』です。
新病院建設にちなみ、あらためて自身の来し方を振り返ってみました。
私が学生だった1980年代は、バブル絶頂期で、「学生には、政治を考えさせないために。」と週刊誌が特集するような時代でした。
私はというと、「お上の決めたことは本当に正しいのか」との思い、「正直者が馬鹿をみる世の中にしてはいけない」との恩師の言葉を胸に抱きつつも、バブルにあやかった学生時代を過ごしていました。(一週間に2回は、柳ケ瀬で飲み、司町の旧岐大病院の待合室のソファーで寝て、朝授業に出るような生活でした)
さて、そんな私が、みどり病院に学生実習で訪れるようになると、「勤労者医療協会」「医療生協」「全日本民主医療機関連合会」という聞きなれない言葉を耳にするようになりました。法律や政治の仕組みをよく理解していませんでしたが、当時の職員の『熱く燃えるような』話も合わせると「みどり病院は医療だけでなく、命を守るための社会運動もするところだな」との印象がありました。
中曽根内閣が医療費亡国論のもと、「中間報告路線」や「医療の効率化」という言葉を出してきた時代です。そして、それが、現在の医療費削減路線につながり、実行され続けています。
あらためて、新病院は、『人々が、安心してこの地域で暮らしていく』ために、それに抗い、   その『砦』となる決意です。

最後に、戦争や万博で、建設費が増大しています。『岐阜勤医協基金』にご協力をよろしくお願いいたします。本年もよろしくお願いします。

2023年元旦
みどり病院長 松井一樹

当院のチーム医療

動画で、当院のチーム医療の一部をご紹介しております。
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