みどり病院は、2011年より全日本民主医療機関連合会(以下、全日本民医連)が取り組む「民医連QI事業」に参加しています。これは医療の質を「見える化」する取り組みであり、様々なデータを分析することで、医療の質の改善と医療安全の向上を目指しています。
薬害根絶、患者さんの安全を守る視点から、危ない薬、不必要な薬を見抜き、適切に選択して安全に使用するのが目標の指標です。
2011年1月は1563品目でしたが、県連薬事委員会で採用薬中止の方向で検討した結果、12年1月は1392、13年1月は1300、14年1月は1262品目と、3年間で実数として301品目を採用減としてきました。
全日本民医連の指標は100床当たりのため、2012年11月の99床への病床減は数字の上昇として働くこともあり、2013年は2012年比較で上昇しています。全国比較では、中小病院が厳しい数字が出る中でも突出した採用薬品数となっています。今後も、薬物療法基準の作成と共に、適正な採用薬剤数の検討を進めます。