みどり病院は、2011年より全日本民主医療機関連合会(以下、全日本民医連)が取り組む「民医連QI事業」に参加しています。「自分たちの提供している医療の質がどのようなものか」指標として数値で表し、地域特性・患者属性・各病院の役割・機能と照らし合わせて分析・公開する事で達成度・課題・目標を見える化し、それを元に改善活動を行う事でPDCAサイクルを回し、更に質をあげていくことを目指します。
みどり病院では、「QIと目標の連動」を合言葉に、単なる指標数値改善活動ではなく、各部門の目標を元に指標を設定し、「現場で必要とする指標」「目標到達を見える化」し「職員のモチベーションアップ」に繋げる指標の設定を行い、複数視点からアプローチによる改善活動から改善に繋げ、更にその取り組みを発展させる活動にしています。
*矢印アイコンについて
①矢印の向き:指標の増減
②矢印の色:指標の改善状況
(赤):指標が改善 (青):指標が悪化 (白):変化なし
項目 |
概要 |
●基本情報 |
外来患者数、入院患者数 |
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入院経路、レスパイト入院状況、退院先、リハビリ実施状況。 |
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21%→31%に上昇 入院患者のケアカンファレンス実施率 |
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件数は変化なしも、他医療機関の影響により依頼件数増えた為、受け入れ割合は減少。受入患者の入院件数は、コロナ病床設置によるベッド数減少で減。 救急車受け入れ割合 |
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みどり病院・すこやか診療所全体で23件(47%)→38件(51&)に増加した。 往診患者の看取り件数 |
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みどり病院で減(3.93→3.74)、すこやか診療所で増(3.97→4.18) 外来患者満足度 |
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紹介・逆紹介が最も多かったのは、「岐阜県総合医療センター」。ついで「中濃厚生病院」「岐阜大学医学部付属病院」となっていました。 地域連携(紹介)状況 |
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6件→24件に減少しましたが、コロナ禍で生活困窮する方は増えており、制度の更なる広報活動が求められています。 無料・低額診療申請件数 |
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新病院建設に際しても、ご協力頂いている勤医協基金。 |
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FIM利得(最終のFIM値-初回のFIM値)が、どの疾患項目でも、全国平均を超えました 回復期の疾患とリハビリ効果 |
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特定月の減少により、リハビリ実施率・リハビリ単位数共に減少。 |
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回復期リハビリテーション病棟は変化なし。一般急性期病棟では、件数・発生頻度ともに減少しました。 入院後の新規褥瘡新規発生率 |
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一般急性期病棟・回復期リハ病棟共に、増加しました 身体拘束割合 |
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コロナ禍の行動制限が緩和された為に、2021年に減少していた件数が以前の値に戻りました。 入院患者の転倒・転落発生率 |
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インスリン指導率・フットケア実施率ともに、100%を維持 透析患者へのケア |
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コロナ禍においても、検査実施数減少せず。 慢性疾患患者の定期検査実施 |
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大きな変化なし。患者分布において、75歳以上が急増 糖尿病の患者の血糖コントロール |
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1~2ヶ月に1回の通院頻度が目標。前年比は変化ありませんでしたが、日数延長傾向にあります 外来患者の定期処方日数(通院頻度) |
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大腸癌健診実施件数は変化ありませんでしたが、陽性患者の精査率は67%⇒62%に低下しました。 大腸がん検健診の実施と精査 |
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誤嚥リスクのある患者への摂食機能療法実施率は増加しましたが、摂食機能療法実施患者の誤嚥性肺炎発発症率も増加しました。 摂食機能療法実施率、実施患者の誤嚥性肺炎発発症率 |
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外来検査数に大きな変化はありませんでしたが、入院検査数が減少しました 高齢者の認知症スクリーニング検査実施件数 |
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2週以内完成割合は100%を維持、1週間以内は88%→91%に向上。 退院2週以内のサマリー記載割合 |
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2021年(3件)→2022年(1件)に減少しました。 カルテ開示件数 |